仕事終わりに会社近くのコーヒーショップでボーッとしてたら「あれ、お疲れ」って登場する宮舘先輩

でも考え事してたら気付かず「おーい」って顔の前で手振られて、「わっ!お疲れさまです!」「すーごい一点見つめてたよ笑」「すみません気付かなくて…!」「いやいや、いいんだけど。どした?大丈夫?笑」「はい、大丈夫です!」「ほんと?」「はい!」「…? ほんとは?笑」って聞かれて思わず黙ったら、「話 聞こうか?」「…いいんですか?」「うん、もちろん」て隣に座る先輩の近さに、少しドキっ。

 

 

「それで?」「先月の人事でうちの部署に同期の子が異動してきたんですけど、」「うん」「私がその子に仕事を教えることになって」「へぇ~すごいじゃん、1年目で任されるなんて」「違うんです、皆さん他の仕事があるから私が任されただけで…」「そうなの?」「はい…それで、わたし先輩なわけじゃないし、なかなかうまく教えてあげられないっていうか、うまく伝えられないっていうか」「うん」「ぜんぜんちゃんとできてない気がして、正直すごく辛くなってきてて…」「そっかそっか」「そんな、感じです…」「ふーん。でもあれだね、それでもこうやって毎日会社来てるんだ」「だってそれは…仕事だし…」「仕事だってさ、本当に辛くて投げ出そうと思えばいつでもできちゃうのに、よく頑張ってると俺は思うけど」なんて言われるから、ちょっと泣きそうになるよね。

 

 

 

「ちょっと俺、こっからめっちゃ偉そうに喋ってもいい?笑」「え、はい、もちろんです」「俺的には、そのままでいいんじゃない?と思うけど」「そのまま?」「そう、うまく教えられなくても、一生懸命教えてあげればいいんじゃない?」「でも…」「そうやって悩むのってさ、きっと一生懸命やってる証拠だし、相手のことを真剣に考えてる証拠でしょ?」「うーん…」「まじめに一生懸命取り組んでる人ほど ”あの伝え方でよかったのか?“ とか、 “自分の力不足なんじゃないか?” とか感じるものだと思うんだよ、そんなことないのにさ」って言ってもらっても、まだ少しモヤモヤして俯いてたら、トンって肩に手を置かれて「大丈夫だって。それだけ真剣に向き合ってるんだから、絶対その子にも届くよ」「そう…思いますか?」「うん、あとそうやって悩みながら努力してるのって、見てる人はちゃんと見てるもんだよ。だから安心してのびのびやればいいと俺は思うよ」って励ましてもらって、もう涙腺が限界で。

 

 

 

「うぅ…」「同期ってのがまた大変なんだろうね、自分で思ってる以上に神経使ってるだろうし」って泣いてることには触れずに、コーヒーすすりながら話し続けてくれるのチョー優しさ。

「…すみません」「悪くないときは謝らない笑」「だって…」「少しスッキリした?」「はぁ…本当に肩の荷がおりました、ありがとうございました…!」「レアだぞ、俺がこんな喋るの笑」「たしかに笑」って笑顔にしてくれるし、「あとそういうのはさ、」ってこっちに体向けるから思わずこっちも先輩の方に向き直って目線合わせたら、「これからは一人で抱え込まないこと、いい?」って言われて、心臓がドッキーンて鳴るよね。

「俺でよければいつでも聞くから」「…ううぅ、せんぱいぃぃ…」「ははっ笑、はいはい思う存分泣きな笑」って会社では見たことないような顔でニコニコしながらまたコーヒーすする横顔に、完全に恋に落ちました。